きさらぎ句会抄
兼 題:鶏頭、月一切、その他

わが庵に平家の迷ひ蛍かな 福地桂之助
稲妻や天と地紡ぐ大旋風 中尾 麦青
月光に押されて帰る舟の宿 大門 葵月
鶏頭のすっくと立ちて朱に燃える 今西 邦斗
風吹けば踊り踊って吾亦紅 根岸 比呂
小さき手に握る木の実の数合わせ 青木 百均
常夏の島で焼きたる肌の色 坂本 紫水
一刷の雲を許して今日の月 寺主 青笙