きさらぎ句会抄
兼 題:帰り花、酉の市、初霜、その他

富籤の長き行列銀杏散る 福地 桂之助
ちりぬるを忘れ咲きたる戻り花 中尾 麦青
汽車はもう来ぬ廃駅に帰り花 米本 さちこ
賑はいといなせな声の酉の市 近藤 龍観
地震つづくみちのく早も初時雨 大門 葵月
独り酌む酒に詩あり秋惜しむ 今西 邦斗
あの峰の雪にいどみし友逝きて 根岸 比呂
少年の睫毛に光る初時雨 坂本 紫水
柿紅葉色移り且つ散り急ぐ 寺主 青笙