きさらぎ句会抄
兼 題:新年一切

下野の土つけしまま葱来る 福地 桂之助
あらかたを奪ひし津波浦は春 中尾 麦青
整へし松影を引く松の内 米本 さちこ
初便り友の癖字や恙無し 大門 葵月
納め護摩焔は高く去年今年 近藤 龍観
箒目の硬く波立つ寒の入り 今西 邦斗
賀状書き友の訃を知り筆止まるく 根岸 比呂
正月は特別だよと三本目 坂本 紫水
緞帳もめでたづくめの初芝居 寺主 青笙