きさらぎ句会抄
兼 題:父の日、浮草、明け易し、他

浮草や水面に宙の真青なる 福地 桂之助
父の日はたった一日になりにけり 中尾 麦青
吹き抜けの旧家の柱明け易き 米本 さちこ
音もなく浮草動き雲映る 近藤 龍観
短夜や遅々と進まぬ筆にじれ 大門 葵月
添えられし文を手にして新茶くむ 今西 邦斗
旧き友集ひ語りて明け易き 根岸 比呂
父の日のギフト満載メール来る 青木 百均
節電の車外の緑目に新た 坂本 紫水
片寄りて浮草の青淀みける 寺主 青笙