きさらぎ句会抄
兼 題:薄暑、葉桜、蕗その他

五月風在釜の木札ゆらしゆく 福地 桂之助
藍染をたなびかせ干す薄暑かな 中尾 麦青
ハーブ茶をいれてひとりの薄暑の夜 米本 さちこ
葉桜となりてこの道静まりぬ 大門 葵月
夏立つや水琴窟の音清し 今西 邦斗
雲の峰若き日訪ひし峰に似て 根岸 比呂
ひこばえも新緑たらん八幡宮 青木 百均
人の世の騒ぎを他所に山笑ふ 坂本 紫水
椅子の背に薄暑の上着掛けしまま 寺主 青笙