< 東京四谷ロータリークラブ


きさらぎ句会抄
兼 題 :冬めく、山茶花、その他

終ひ湯の柚子の香りを惜しみけり
山茶花に影動かぬは恋ならむ
福地 桂之助
冬めくや雲に重さの加はりぬ
腕上げし古女房の煮大根
中尾 麦青
山茶花に幼き記憶重ねけり
冬めくも白きにかける出石焼
米本 さちこ
山頭火山路侘しき初時雨
しし座から星ふる夜や神無月
大門 葵月
冬めくや朝刊ひらく手の小皺
山茶花や赤い千代紙折る母子
今西 邦斗
山茶花の一枝ほしき文机
掌で拭ふハリ戸の曇り冬に入る
寺主 青笙