< 東京四谷ロータリークラブ


きさらぎ句会抄
兼 題 :二月、きさらぎ一切

福升に寿命を残す豆の数 福地 桂之助
小さき灯で小さきかまくら照らしたり 中尾 麦青
世のすべて吹き払ふかに二月富士 中西 なりこ
立春のからくり時計街に鳴る 米本 さちこ
衣更着や紬の長着に母想ふ 浜中 としこ
相模灘碧きに浄し二月富士 近藤 龍観
喪服着ること多かりし寒明けぬ 大門 葵月
納屋の戸の閉ざされしまま春寒し 今西 邦斗
ひさびさの薄氷踏みて児ら登校 根岸 比呂
カレンダー壁になじみて日脚伸ぶ 寺主 青笙