< 東京四谷ロータリークラブ


きさらぎ句会抄
                           
兼 題 : 新年一切

寒椿古地図に残る町に栖む 福地 桂之助
初夢や思ひ叶はぬものばかり 中尾 麦青
松明けて一人に戻る厨事 中西 なりこ
赤蕪に手製の甘き酢がなじみ 米本 さちこ
初潮目過ぎる航跡一直線 近藤 龍観
初伊勢や霧の中なる海女の笛 大門 葵月
柚子ひとつ足して身を置く仕舞風呂 今西 邦斗
恰好だけ書斎片付け年を越す 根岸 比呂
雑煮椀時には妻が里仕立て 押川 まさと
初凪の海ひと筋にかへり舟 寺主 青笙