< 東京四谷ロータリークラブ


きさらぎ句会抄
                           
兼 題 : 冬季雑詠

掌(てのひら)に一つ柚子あり仕舞い風呂 福地 桂之助
小籠包熱き肉汁初時雨 中尾 麦青
月ありて丹沢連峰冷えわたる 中西 なりこ
雲が雲押しつつ冬の山覆ふ 米本 さちこ
水清み師走の鯉の動かざる 近藤 龍観
迂回路の標識多し師走かな 大門 葵月
波音の聞こえる小道石蕗の花 今西 邦斗
孫来ると焚火の落葉溜めてをり 根岸 比呂
冬晴れてタクシーの応対も快 押川 まさと
膝に日を乗せて小春のバスの客 寺主 青笙